「おいしい」は一つではない
家庭で育てるかんきつは、糖度だけで比べるものではありません。ユズのように果皮の香りが中心になるもの、すだちやかぼすのように青い時期の果汁が料理を引き締めるもの、キンカンのように皮ごと楽しむものがあります。何に使いたいかを先に決めると、味の個性が選びやすくなります。
酸味・苦味・香りを分けて味わう
収穫直後は、果汁を一滴だけ味見し、皮を指で軽く折って香りを確かめます。苦味は品種、果実の部位、収穫時期、調理方法で変わります。すぐに「失敗」と決めず、だし、塩、砂糖、油脂のどれと合うかを少量で試してください。
青採りと完熟は、用途で使い分ける
青い果実は香りと酸味を生かした薬味に、色づいた果実は果汁、加工、保存に向くことがあります。収穫の正解を一つに決めず、木を疲れさせない量で少しずつ試すのが家庭果樹の楽しみです。