かんきつの台所

かんきつを味わう日本の台所

果汁だけでなく、香り高い皮、苦味、酸味を少しずつ使い分ければ、庭の実が毎日の料理を軽やかにします。

皮の香りを生かす

表面をよく洗い、色のついた薄い部分だけをすりおろします。薬剤の使用履歴が分からない実は皮を食用にしません。吸い物、焼き魚、蒸し野菜、菓子に少量添えるだけでも香りが立ちます。

果汁とぽん酢

酸の強さは品種と収穫時期で変わります。まず少量を味見し、醤油やだしと合わせて自家製ぽん酢に。鍋、冷ややっこ、焼き肉のたれに使うと個性を比べやすくなります。

薬味・調味料

刻んだ皮を塩、味噌、唐辛子などと合わせれば香りのある薬味になります。苦味のある皮は下ゆでしてから使うと輪郭が整います。

ジャムとマーマレード

皮と果汁を使う保存食は、実の個性を残す方法です。種にはとろみを助ける成分があるため、お茶パックに入れて煮る方法もあります。

飲みもの

炭酸水、温かい湯、紅茶、シロップに少量加えると楽しめます。皮は乾かしてから使うと、香りの変化も味わえます。

収穫の段階を見極め、上手に保存する

色づきだけでなく、香り、果汁、酸味を見て収穫します。樹上で味が整う品種もあれば、短い追熟で丸くなる品種もあります。傷のない実を選び、乾いた涼しい場所で重ならないように保管してください。長く置きすぎるより、少量ずつ味を確かめながら使い切るのが安心です。

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